これまでに1200人以上の方と名刺交換をさせていただきましたが、こういう仕事をしているので「この名刺で仕事につなげるのは難しそうだなぁ〜」と感じることが多々あります。最強の営業ツールである“名刺”を全く活用できていないんですね。
残念な名刺の典型的な例がこちらです↓
もしあなたがこのような名刺を使っているのであれば、この先も読み進めてくださいね!必ず有益な情報が得られます。
今回は集客につながりにくい残念な名刺の特徴と、その残念な名刺を集客できる名刺に変えるための5つの方法をお伝えいたします。ぜひ活用して、名刺を挨拶のツールではなく仕事獲得のツールにしてください。
集客つながらない名刺の特徴
ここがダメ1:名前や会社名・連絡先などの基本情報しか書かれていない
残念な名刺の典型的なパターンがこれです。
ロゴを配置して、会社名や役職名・電話番号などの基本情報とWEBサイトのURLのみというパターン。これから営業活動で新しい取引先を増やしていかなければいけない小さな会社の経営者様が、このような名刺を使っていてはいけません。
このような名刺で営業活動できるのは、誰もが知るような大手企業だけです。ブランド力のある企業はロゴマークがポンっと入っているだけでいいんです。小さな会社には、小さな会社なりの名刺の作り方があります。
ここがダメ2:何を専門に扱っているか分からない
もし、私が名刺の肩書きに「デザイナー」とだけ書いていた場合、あなたは何をデザインしているのか分かりませんよね?
- インテリアデザイン
- アパレルデザイン
- 空間デザイン
- グラフィックデザイン
- アパレルデザイン…
同じデザインにも様々な職業があります。さらには、「どんなデザインが得意なのか」「対象となるお客様は誰なのか」も分かりません。
もし、この肩書きが「デザイナー」ではなく「集客名刺デザイナー」だった場合、あなたは私の仕事を具体的にイメージすることができるはずです。たったこれだけのことで
- 名刺を専門に扱うデザイナー
- 普通の名刺ではなく集客が得意
- 集客に関心のある経営者が対象
ということが分かります。
名刺で肩書きやキャッチコピーを表記する場合は「何を専門に扱っているのか」を明確に伝えるようにしましょう。
- 整骨院
- 美容院
- パン屋
というように表記するのではなく
- 腰痛専門の整体院
- ◯◯◯賞を受賞したスタイリストが3名在籍。年間4000人のカットをおこなう美容院
- メロンパン専門店
このように、専門分野や得意分野をしっかりと表記することで、名刺を受け取った方があなたの仕事内容を具体的にイメージできるようになり、仕事のお話にもつながりやすくなります。
ここがダメ3:名刺の裏面を使っていない
せっかく名刺の裏面にもスペースがあるのに、活用できていない名刺が多いです。
裏面を使うことで名刺に載せられる情報も2倍になります。おもて面に比べると見てもらえる確率は下がりますが(裏面があることに気付かない)、それでもしっかりと情報を載せておくべきです。
起業したきっかけや、商品・サービスに対する想い、趣味や経歴などを書きましょう。(文字をたくさん入れすぎると読む方に負担がかかってしまいますので、情報を抜粋して入れましょう)
ここがダメ4:日本でしか活動しないのに、謎の英語表記
日本人に渡す名刺に、英語表記は必要ありません。にも関わらず、裏面に会社名や名前、住所を英語表記して使用している名刺も多いですね。
「外国のお客様との取引や商談がある」という方以外には全く必要ありません。単なる自己満足なので止めましょう。
ここがダメ5:名刺に顔写真を載せていない
顔写真が載っていなければ、よほど印象に残らない限り後から思い出してもらえることはありません
と言ってしまっていい程、顔写真は大切です。
手元に顔写真のある名刺と載っていない名刺を置いて、見比べてみてください。あなたの印象に残るのは顔写真の入っている名刺ではありませんか?お渡しした後に「相手の印象に残る」ことが名刺の役目でもありますので、積極的に載せるようにしましょう。
名刺の写真を繰り返し見ていただくことで、実際に会っている様な感覚(ザイオンス効果)を持っていただけるのも大きな特徴です。
仕事につながる集客名刺の作り方
ここからは、集客名刺の作り方を解説します。
名刺を渡す目的を決める
まず決めて欲しいのが「何のために名刺を渡すのか」。
「仕事につなげるため」というのはもちろんですが、つなげ方にも色んな方法があります。
- ホームページを見てもらって仕事内容を理解してもらう
- 後日直接連絡をいただいて、個別に営業する
- 無料体験に申し込んでもらって、商品やサービスを体験してもらう
このように、名刺をお渡しした後にどのような行動をとって欲しいかを、名刺にしっかりと記載する必要があります。名刺交換をしたその場でスグに仕事につながるということは稀です。
名刺をお渡したあとも忘れられない様に、関係性を継続し続けなければいけません。
取り扱うサービスや状況にもよりますが、私がおススメするのは名刺からWEBサイトに誘導することです。
名刺には限られたスペースしかありませんので、載せられる情報には限界があります。
ですので、集客名刺をWEBサイトに訪問していただくきっかけのツールとして活用し誘導→WEBサイトを訪問していただくことで、あなたの事業内容について詳しく知っていただくことが可能になります。。
WEBサイトに誘導する場合はお客様のストレスにならないように、WEBサイトのURLやQRコード、検索ワード(【集客名刺】など)を大きく配置するようにしましょう。URLを記載しているだけでは不親切ですので、QRコードや検索ワードは必ず一緒に載せるようにしてください。
「何の専門家なのか」しっかり伝える
この2つのキャッチコピーを見比べてみてください。
A「デザイン会社 Brand Design TSUMIKI」
B「小さな会社の売り上げをあげる集客名刺のデザイン会社 Brand Design TSUMIKI 」
Bの方が、誰をターゲットに、どのようなサービスを提供しているか明確ですよね?
(どんなサービスで)集客名刺
(誰に)小さな会社の経営者
(どんな事ができるのか)売り上げをあげる
あなたと会話することがなくても、どんなサービスか相手の方に理解していただける様なキャッチコピーを書きましょう。
プライベートな情報を載せて自分に興味を持ってもらう
仕事の情報だけでなく、あなたのプライベートな要素や(趣味や家族構成・印象的な思い出・起業のきっかけ など)も名刺に載せましょう。なぜなら、最初に興味を持っていただくきっかけは仕事やサービスの内容よりも、プライベートなことの方が簡単だからです。
初対面の人と名刺交換した直後は「この人はどんな人なのか?信用できるのか?」と、お互いに警戒し合っている状況です。
そこで、あなたからプライベートな情報を先に伝えて、パーソナルな部分を知ってもらう=自分自身に興味をもってもらうようにします。あなたの事を知ってもらってから、商品やサービスに興味をもってもらった方が、会話も自然で相手の方も「この人は信用できるかも」と、警戒心を下げてもらえます。
例えば私の場合
- ヒッチハイクで大阪から鹿児島最南端(佐多岬)まで行きました
- アウトドアが好きでキャンプやトレッキングをしています
- ロードバイクで大阪から屋久島へ。一周して帰ってきました
このようなプライベートな情報を名刺に記載していました。これが、とても反応がいいんです。
- 「ヒッチハイクで鹿児島とか、凄いですね!」
- 「私もキャンプが好きす。焚き火最高ですよね」
- 「屋久島に行かれたんですか?縄文杉見ましたか?」
など。このような会話をきっかけにまずは私自身を知っていただいて、その後に仕事の内容をお話した方が話しやすいです。
事業内容を知ってもらう→自分のことを知ってもらう
ではなく、
自分のことを最初に知ってもらって→事業内容に興味を持ってもらうようにしましょう。
プロフィール写真(顔写真・イラスト)を載せる
広告に人の写真が入っていると、それだけで反応率が130〜150%上昇すると言われています。私たちは視覚から多くの情報を得ており、反射的に最初に目に入るのは“人の顔”なのです。
名刺のデザインや紙質にこだわって制作しても、顔写真のが与える影響には勝てません。家で名刺整理をする時に「このオシャレな名刺は◯○さんからいただいたヤツだ」「オシャレな名刺だから仕事の相談をしてみよう」とならないですよね?(デザイナーは除く)
あなたの顔写真を名刺に載せることで名刺を渡した後の反応が必ず変わってきます。それでも写真を載せるのがイヤでしたら、似顔絵のイラストでも構いません。
起業に対する想い(理念)を伝える
あなたが今扱っている商品・サービスで起業したのには必ず理由があるはずです。
その想いを、ぜひ名刺に載せてください。
「小さな会社の経営者にとって、名刺は単なる自己紹介のツールではなく最強の集客・販促ツールです。チラシやカタログを初対面の人に渡すと迷惑(売り込みが激しいと思われる)を掛けてしまいますが、名刺だったらほぼ100%の確率で受け取っていただくことが可能です。
確実に受け取って読んでもらえるものなのに、集客ツールとして名刺を有効活用している人がまだまだ少ない現状を変えるために、集客名刺のサービスを始めました」
こんな風に想いを文章にして伝えると、共感してくださる方が必ず出てきます。
多くの人に想いを伝えましょう。
集客名刺の効果
「売り上げがあがる集客名刺のつくり方」をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
「名刺にここまでの手間をかける必要があるのか」不安に感じられた方もいらっしゃると思いますが、そう思っている方にこそ集客名刺の効果を体験していただきたいです。
私がここまで自信をもって集客名刺をおススメできる理由は、私自身が実際にこの集客名刺を初対面の方にお渡しするようになってからその後の反応がガラっと変わったからです。
- 名刺交換して1ヶ月経っているのに、仕事のご相談をいただく
- 興味深いサービスなので、何か一緒にできないかご相談させてください
- 私のまわりに困っている人がいるので、ご紹介させてください
など、この集客名刺がきっかけでたくさんのご縁を繋いでいただくことができました。
あなたも一度今の名刺を見直して「販促ツール」として名刺を活用するようにしてみませんか?
集客名刺は2つ折りがベスト
集客名刺は1枚ではなく、2つ折りの名刺にするのがベストです。
一般的な1枚名刺(表面・裏面のみ)だと、スペースが少なすぎて情報をたくさん載せることはできません。上記に載せたような情報を全て書いてしまうと、文字が小さくなりすぎて可読性が低くなります。そこで、2つ折り名刺の出番です。
スペースが4倍になるので、載せられる情報量も4倍に。
これだけのスペースがあれば、事業紹介・サービスの強み・起業の想い・プロフィール・お問い合わせ先を十分に載せられます。
印刷費は少し高く(枚数にもよりますが1.5倍程度)なってしまいますが、それ以上の効果があるので印刷費もすぐに回収できるはずです。
- 集客名刺で自分をブランディングしたい
- 近日中に起業するので、良い名刺を作りたい
- 交流会で名刺を配っているけど、仕事に繋がらない
- 他の人と差別化した名刺が欲しい
このようなお悩みをあなたが今、お持ちでしたら、ぜひ集客名刺をご活用ください。
「集客名刺を作りたいけど、自分では難しい」という方は、私にご相談いただければ制作の対応させていただきます。これまでに30名以上の集客名刺を制作させていただいた実績(埼玉県や大分県の企業様からもご依頼をいただきました)がございますので、クオリティーはご安心ください。