- 「自分で名刺を作ったけど、何だかしっくりこない」
- 「もう少し名刺のデザインを良くしたいけど、どうしたらいいか分からない」
という悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
実は「簡単なこと」を少し意識するだけで、名刺デザインのクオリティをグッと高めることができます。今日はそのコツをお伝えしますね!
情報を整理する「グリッド」を使いこなそう
この2つの名刺デザインを見比べてみてください。
下の名刺の方が、見やすくないですか?2つとも文字の大きさや書体は全て同じなんですが、下の名刺は「グリッド」を活用して情報を整理して制作しました。
このグリッドですが、簡単にいうと「見えない線」です。グリッドを活用した名刺に「線」を引いてみるとこのような感じになります。
この赤い線がグリッドです。実際には線は見えない状態ですが、情報を整理して文字の先頭を揃えることで「線を引いているように整理されて見える」わけです。
最初の名刺にも線を引いてみました。
ちょっと極端な例になりますが、線がたくさんあって情報がまとまっていないですよね。このような情報が整理されていない名刺は目線が上下左右に行き来するのでとても読みにくいです。名刺を受け取った人がどこから読めばいいか分からなくなってしまいます。
まとめられる情報は、まとめる
グリッドを活用しつつ、まとめられる情報はグループごとにまとめてあげた方が情報が分かりやすいです。
この名刺でいうと
- 肩書き
- 名前(日本語・英語)
が1つのグループで
- 住所
- 電話番号
- メール
- WEBサイト
がもう1つのグループになります。2つのグループを左揃えでまとめてみると
。
このような感じになります。赤のラインが2つになって、だいぶ見やすくなりました。
文字は全て「左揃え」で統一しています。
同じ紙面の中で「右揃え」「中央揃え」「左揃え」が混在していると非常に読みにくいので、どれか1つに統一したほうが良いです。
もうひと頑張りして赤のラインが1つになるようにしてみましょう。あと、携帯電話とメールの間にある無駄なスペース(白場)も無くしましょう。どれも「連絡先」として同じグループにまとめることが出来ます。そうして仕上がったがこちら↓
名前の文字グループと、連絡先のグループを左揃えで統一してまとめました。最初にくらべてかなりスッキリしましたね。
このグリッドという手法はデザイン業界では当たり前のように使われている手法で、これを意識して使えるようになると名刺だけでなくチラシなどの制作にも活用することができます。
ぜひ、覚えておいてくださいね!