「とにかく仕事が欲しい」という気持ちが強すぎて、名刺の肩書きをたくさん載せてしまう方がいらっしゃいます。
肩書きが1つだけよりも、色んな肩書きを載せていた方が仕事の幅も広く見せられるし「多彩な人だ」って思っていただける気がしますよね!分かります、その気持ち。
でも、これは絶対にしてはいけません!
肩書きを増やしても仕事は増えません。
逆に、減ります。
その理由を解説していきますね。
なぜ、肩書きをたくさん載せても仕事がもらえないのか
私は今、名刺に
- Brand Design TSUMIKI 代表
- 小さな会社の集客ブランディング®︎デザイナー
と、2つの肩書きを載せています。
経営者であることを伝えるためと、どのようなサービスを提供しているか知っていただくためです。
もっと色んな仕事が欲しいので、肩書きを増やしましょう。
- Brand Design TSUMIKI 代表
- 集客ブランディング®︎デザイナー
- セミナー活動
- 動画制作
- チラシ/DM/カタログ制作
- コンサルティング
- 朝カフェ交流会主催
- アウトドア交流会主催
- 商標登録取得サポート
- 販促のための補助金獲得サポート
- グッズ制作/販売
- イベント企画
- NPO活動サポート
どやっ!?
これを見て、あなたは何を思いましたか?
多くの方はこう感じたはずです。
「いったい何が得意なんだろう!?」
このように、自分自身では「色んなことが出来て凄いでしょ!」と思っていても、渡した相手の方には逆に不信感を与えてしまいます。
何でもできる=何も得意なものがない
と認識されます。
私も上記にたくさん上げた肩書きは、載せようと思えば追加できます。でも、しません。
それはお渡しした方に「集客ブランディングの専門家」という認識をしていただきたいからです。
「会社の集客やブランディングは廣里さんに頼みたい」と思っていただけるように、自分が一番自信を持ってお客様に提供できるサービスだけを載せています。
それに、お客様は「欲しい」「必要」と感じた時は、必ずその分野に特化した専門家に依頼します。
会社のコンサルティングを依頼したいとき
- コンサルティング/イベント企画/ネット販売/研修事業
- 小さな会社のコンサルティング専門会社
どちらの会社に依頼したいと思いますか?
日常生活でも同じです。あなたが「ハンバーグが食べたい」と思ったとき
- 和洋中を扱う総合レストラン
- ハンバーグ専門店
どちらのお店に食べにいきたいですか?
大企業とは異なり、私のような小さな会社・個人事業主が提供できるサービスの数には限界があります。そのことに多くの人は気付いているので、このように肩書きをたくさん載せている人に対して安心感ではなく不信感を感じてしまうんですね。
名刺に載せるベストな肩書きの数は?
私は2つがベストで、多くでも3つまでと考えています。
この場合も、無理に3つを載せるのではなく「自信を持って提供できるサービス」を厳選して載せるようにしましょう。過去に実績の無いものは載せてはいけません。
私は◯◯◯の専門家です!この分野のお仕事は自信がありますので、私にお任せ下さい!
と言えるようにしましょう。
肩書きが増えれば増えるほど、あなたの専門家としての価値は低くなっていくので(=その他大勢と一緒になる)くれぐれも注意してください。
それでも肩書きをたくさん載せたいときは
名刺を専門分野ごとに分けて制作しましょう。
1つの名刺に載せる肩書きは分野ごとに2〜3つ程度にして複数枚制作して、お渡しする相手によって名刺を変えるのが一番です。
- ◯◯◯の分野の人と会う時は、Aの名刺
- ◯◯◯の分野の人と会う時は、Bの名刺
という風に。
印刷費は余分にかかってしまいますが、数千円の追加出費で新しい仕事をいただく確率が増えるのであれば、コストパフォーマンスは高いですよね。
私も実際に18個の肩書きを載せている方と名刺交換をさせていただきましたが「得意なお仕事がないのかな」としか思いませんでした。
名刺の肩書きは2〜3つまで!ですよ。